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  • 執筆者の写真須賀雅子

⑪「ありがたい」

 「皆様の前で朗読できる喜びを、朗読の神様に感謝しましょう」

 これは私の朗読の師匠の言葉です。


 私は30歳でTBSを寿退社し、専業主婦になりましたので、その後、知人からの仕事の依頼は実に「ありがたい」ことなのです。

TBSアナウンススクールの講師の仕事、イベントの司会の仕事、そして朗読会への出演。その一つ一つが私の財産である人の繋がりによるものです。

 今回も感謝の気持ちに包まれた時間を過ごすことが出来ました。

「Mako’s話し方サロン」~朗読のひととき~第1回は、私の心に深く残るものになりました。何度も何度も「ありがたい」という言葉が心を埋め尽くしました。

 「私、朗読というものを聴いたことがないんです」

このサロンの生徒さんの一言から動き出した今回の朗読会は、サロンの皆さんのお力添えによって実現いたしました!

 会場の提供、チラシ作り、集客、当日の会場設置、写真撮影、ティータイムの対応など、心を寄せ合って下さいました。


 私は「ありがたい」という言葉が大好きです。

この言葉を心に思い描いたり、実際に声に出して伝える時、私は幸せな気持ちでいっぱいになるのです。

もし、「あたりまえ」という気持ちが優先してしまうと、心は温まらないような気がします。

 「ありがたい」は漢字で「有り難い」と書きますが、この語源はお釈迦さまが弟子に語った言葉に由来するそうです。

 「人間が生まれ存在していることは、滅多に無いこと、有り難いこと」ということだそうです。

 こんな風に思いながらも、ふと身内に対しては忘れがちな「ありがたい」なのかもしれません。

最後になりましたが……朗読会本番の前に、通しリハーサルをチェックしてくれた夫に対して、「あたりまえ」ではなく、「ありがたい」の言葉を!





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