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  • 須賀雅子

⑧「原点」

最終更新: 2018年11月19日

「あたし!大きくなったら、お話のお姉さんになる!」

これは幼稚園の頃の私の発言です。

 近所の幼なじみのエリちゃんとライバル関係にあった私は、歌のお姉さんになるという彼女の宣言に思わず反応してしまったのです。

お話のお姉さんというのは、当時テレビ番組の中で本の読み聞かせをしていた子供達の憧れの存在でした。

 その後言い出した手前、後に引けず、いつしか私は、お話のお姉さんの延長線上にアナウンサーという職業を見い出して夢見るようになっていました。

初志貫徹と言ったら聞こえはいいのですが、私がアナウンサーになりたいと思ったきっかけは、こんな幼心のはずみからだったのです。

 20年程前だったでしょうか。小学校の同窓会が開かれ、その時エリちゃんと久々の再会をしました。彼女も幼稚園の時の二人の会話を覚えていました。

「マコちゃんがアナウンサーになれたのは、私のお陰ね」と優しい眼差しで語っていました。私は心の底から「ありがとう」と答えました。


 現在私は、朗読を学びながら朗読会などの活動をしています。

そうなんです。私は大きくなって、お話のお姉さんではなく、お話のオバサンになれたのです。そう考えると私は、原点に戻ったことになります。

 私の朗読の師匠は、勉強し始めた頃、深い言葉で励まして下さいました。

「マコ、朗読はこれまで経験してきた事が全て活かされるものなのよ。だから、いつ始めたかは問題にならないわ。マコの経験ひとつひとつが朗読の言葉に深みを持たせるのよ」

この言葉を支えに、人様に朗読を聴いて頂ける幸せを感じながら朗読会を開いてまいりました。

 そして今回、「Mako’s話し方サロン」の朗読会として1回目を行なえることになりました。

心を込めて!お伝えいたします。




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