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⑨「知る喜び」

執筆者の写真: 須賀雅子須賀雅子

更新日:2018年11月19日

 2020年といえば、TOKYOオリンピック・パラリンピックですよね!

私は人生の大きな節目を迎える年になりますので、真っ赤なTシャツを着て応援をしようと思っていたら……東京2020公認プログラムのトークショーの司会の仕事を頂きました。

 用意された台本を基に出来るだけ自分なりに調べるようにしていますが、私にとってその作業はとても楽しいことなのです。知らなかった事に出会い、その姿が明らかになった時、「へぇ〜そうなんだぁ」と心の躍動感を感じる事が出来るからです。

 今回の「へぇ〜そうなんだぁ」は、近代オリンピックにおいて、スポーツだけでなく「芸術競技」という出場の仕方があったという事でした。

ご存知でしたか?私は初めて知りました!

 古代オリンピックは神を讃える信仰的要素が強く、スポーツは強く美しい肉体で神を表現することから生まれたもので、芸術も同じく神を表現する手段であったそうです。

そこで、近代オリンピックにおいても「肉体と精神の向上の場」という理念が掲げられていて、近代オリンピックの創立者・クーベルタン男爵の希望もあり「芸術競技」が採用されたということです。

 1912年のストックホルム大会から1948年のロンドン大会までの7大会のみでしたが、1936年のベルリン大会では、二人の日本選手が絵画で銅メダルを獲得していたのです。

一つ目の銅メダル作品は、藤田隆治「アイスホッケー」

描かれているユニフォームから、王子製紙と慶應義塾大学の試合風景だと言われています。

そしてもう一つの銅メダルは、鈴木朱雀「古典的競馬」です。

これは疾走する馬上から的に矢を射る流鏑馬(やぶさめ)の様子が描かれています。

 今回のトークショーでは、この「芸術競技」の復活にも話が及びました。

現代美術、デジタルアート、映像、そして音楽の作品にもメダルが授与されることを想像したら、オリンピックが身近なものに感じられました。


 知らなかったことを初めて知った時の「へぇ〜そうなんだぁ」という心の動きが、私は大好きです!

「Mako’s話し方サロン」でも、この「へぇ〜そうなんだぁ」を出来るだけ多く感じて頂きたいと考えています。

知っているつもりでいた事柄や人物の意外な面を知った時の皆さんの表情は実に生き生きしていらっしゃいます。

この心地良い刺激が、ますます皆さんに輝きを与えますように!




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