「お誕生日おめでとうございます」
多くの方々からこの言葉を頂いて、心の底から有難いと感じています。
幼い頃の誕生日は、どんなプレゼントが貰えるのか「わくわく」したものです。
そして最近の私は、誕生日を迎えると「しみじみ」とした思いになります。
歳を重ねられることは当たり前のことではないということを知ったからなのでしょう。
両親や同世代の知人を見送りました。そうして、明日を迎えられるのは有難いことだと強く感じるようになりました。さらに現在、新型ウィルスの脅威の中で、これまでの日常が愛おしくて仕方がありません。
今年の誕生日は、私にとって大きな節目の歳でした。ですから一層、誕生日というものが気になりまして調べてみました。
日本では昔、誕生日の認識が無かったのですね!
「数え歳」というものは聞いていました。生まれた年を1歳とし、元旦に皆一斉に歳をとっていたのですよね。
庶民の間では農事暦を用い、1日刻みの労働サイクルでもなかったので、日にちの意識は希薄だったようです。
明治時代に入ってから満年齢が導入され、明治35年に「年齢計算ニ関スル法律」が施行され、一人一人の誕生日が毎年やってくることを浸透させようという動きがあったそうです。
しかし、満年齢が導入されてもなかなか広く一般に普及しなかったため、改めて昭和25年に「年齢のとなえ方に関する法律」を施行しています。ですから、日本で現在のような誕生日を祝う習慣ができたのは、早くても昭和25年以降のことなんですね。
誕生日を祝う習慣が長い歴史を持っていないことに驚きました。
さて、今年の私の誕生日。
心のこもった贈り物が届きました。その一つ一つを拝見していると、誕生日というものは、これまで、自分のことを支えてくれた人たちに感謝する日なのだということを感じました。それは両親、兄弟、恩師や友人たち、そして自分と繋がりを持って下さった全ての人たちです。実に多くの方たちに支えられて生きてきたことに改めて感謝の気持ちが溢れてきます。
そして、本日の夕食は!なんと夫と息子が用意してくれるそうです。
台所から伝わってくる二人の会話と空腹を刺激する香りに幸せを感じています。
これも私にとって忘れられない贈り物になりました。
誕生日を迎えられて、本当に幸せです。
メッセージ、お待ちしております。
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