須賀雅子2020年4月29日3 分㉘「清少納言に思いを馳せて」「春は、あけぼの。 やうやうしろくなりゆく山ぎは、 少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。」 これは、清少納言が「枕草子」に記した有名な一文です。 「枕草子」は世界最古の随筆文学と言われていますが、学校の授業で学んだ時には、正直、あまり強い関心を持てませんでした。...
須賀雅子2020年4月17日2 分㉗「今こそ!おすすめ‼」「あらっ?」鏡に映る自分の顔に違和感を感じ、思わず声を発していました。 口の周りの皮膚が垂れ下がってきているのです。 「Mako’s話し方サロン」では表情筋を鍛えることをやって頂いているので、安心していたのですが……。新型コロナウィルスの影響でサロンもお休みなっているため、...
須賀雅子2020年4月8日3 分㉖「お花見の歴史」新型コロナウィルスによって通常の生活が送れなくなっています。 「Mako’s話し方サロン」も3月はお休みにし、「残念ですが来月を楽しみにしています」という参加者の皆さんの言葉を心の支えにしておりました。 しかし、緊急事態宣言が発令され、4月もお休みとさせて頂きました。...
須賀雅子2020年2月2日2 分㉕「七福神巡り」「Mako’s話し方サロン」では毎回、「へえ〜そうなんだ」という時間を設けています。 私自身、知っているようで知らなかったことが多く、改めて調べてみると実に興味深い事柄が出てきます。これらは私にとってはキラキラ輝く宝石のように感じられ、サロンの皆さんと「へえ〜」という思いを...
須賀雅子2019年12月24日1 分㉔ 「伝える心」「花びらが……上手く出来なくて……」 こう言って話し方サロンの生徒さんが差し出されたのが『太巻き祭りずし』でした。 私は「わぁ〜!」と子供のように歓声をあげ、美しい花や可愛いパンダに目を奪われてしまったのです。ですから、その花びらのどの部分が良くないのか、全く分かりませんで...
須賀雅子2019年11月13日1 分㉓ 「出会い」そして「繋がり」実に幸せなひとときでした。 先日、「朗読のひととき」第2回を開くことができました。 「Mako’s話し方サロン」の生徒さんを中心にお客様が足を運んで下さったのです。 私のサロンでは、元々のお知り合いやお友達によって成立したクラスだけでなく、サロンで初めて出会ってクラスメイト...
須賀雅子2019年10月5日2 分㉒「朗読のひととき」今年もさせて頂くことになりました。 これまで色々な場所で朗読会を開いてまいりましたが、いつも感じていたことは有難いご縁でした。 昨年からお世話になっている有難い場所は、「café & galerie NAJA」 長年、素敵な常連さんに愛されているお店です。...
須賀雅子2019年8月11日2 分㉑「校外学習」「先生、一緒に歌舞伎座に行きませんか!」 こんな嬉しいお誘いをして下さったのは、Mako’s話し方サロンの生徒さんでした。歌舞伎好きの私は迷わず「はい!」とお返事しましたが、強く惹かれたのは、その演目でした。 七月大歌舞伎の昼の部の最後は「外郎売」だったのです。...
須賀雅子2019年6月15日2 分⑳「ディズニー!」予想外の事が起こりました。夫がディズニー映画を観たのです! それがどうしたの?と言われそうですが、ミュージカルは苦手、ファンタジーの世界は似合わない人がディズニー映画の実写版を観て、心揺さぶられてしまったのです。 出かけた際、次の用事まで時間があり、雨が降っていたので映画で...
須賀雅子2019年5月24日2 分⑲「五月」「先生は団子より花ですよね」 その言葉と共に、Mako’s話し方サロンの生徒さん達が誕生日プレゼントを持ってきて下さいました。 青紫の花を中心とした寄せ植えは、爽やかな風を運んできてくれました。 主役を務める花は、通称「ブルーハイビスカス」と呼ばれているもので、ハイビスカス...
須賀雅子2019年4月18日2 分⑱「お花見」今年のお花見はどちらでなさいましたか? 我家のお花見は居間で行われました。夫が子どものように欲しがって購入した盆栽の桜をテーブルに乗せて、実に小規模なお花見となりました。 片手で包み込めそうな小ぶりの桜の木は、小さいながらも精一杯、春の訪れを語りかけているようでした。...
須賀雅子2019年3月20日2 分⑰「伝える力」「目は口ほどに物を言う」という諺がありますが、目や言葉よりも気持ちを伝える力強さを感じさせたのが「握手」でした。 先日、地元の高齢者のための「いきいきサロン」で朗読を聴いて頂きました。20人ほどの皆様の前で太宰治の「貨幣」を朗読したのですが、私の声に気持ちを傾けてくださる空...
須賀雅子2019年2月22日2 分⑯「挑み」「いつも母が大変お世話になっております。突然のメール失礼いたします。 この度、スマートフォンに機種変をしました。ラインでの友達追加をして頂けたら幸いです」 これは88歳になる私の「クラスメイト」の娘さんから届いたメールです。...
須賀雅子2019年2月1日2 分⑮「贈り物」「言葉は贈り物」私はそう思っています。 独り言でないのなら、必ず誰かに伝えるために言葉を発しています。 自分では伝えているつもりでも、相手に理解してもらえなかったり聞き返されたりしたことはありませんか? そんな時は、寂しい心持ちになって相手との距離が少し遠く感じられてしまい...
須賀雅子2019年1月11日2 分⑭「新年会は浅草へ」私は浅草が大好きです。 雷門をくぐり仲見世通りの活気に包まれ浅草寺にお参りすると、霧がかかっていた心が晴れ渡ってゆくのです。 老舗の扇屋や甘味屋も魅力的ですが、それ以上に私には行きたい店があります。 「ベル」それは、伝説のストリッパー・浅草駒太夫さんが経営しているスナックで...
須賀雅子2018年12月25日2 分⑬「お助け博物館」今年最後の朗読は、三鷹市「太宰治文学サロン」でした。 江戸元禄時代の井原西鶴が生み出した小説を基に、昭和の太宰治が登場人物を生き生きと描き上げた「赤い太鼓」という作品に取り組みました。 お金に困った主人公を助けるために、仲間10人が一人十両ずつ出し合うという物語なのですが、...
須賀雅子2018年12月12日2 分⑫「刀剣」私は中学時代、剣道部員でしたので竹刀は手にしていましたが、「刀剣」となると全く縁も無く興味もありませんでした。 ところが最近、「刀剣」との縁が続いたのです。 その一つ目は、友人に誘われて行った朗読劇でした。 司馬遼太郎の短編「虎徹」を青二プロダクションの声優さんたちが挑まれ...
須賀雅子2018年11月19日2 分⑪「ありがたい」「皆様の前で朗読できる喜びを、朗読の神様に感謝しましょう」 これは私の朗読の師匠の言葉です。 私は30歳でTBSを寿退社し、専業主婦になりましたので、その後、知人からの仕事の依頼は実に「ありがたい」ことなのです。 TBSアナウンススクールの講師の仕事、イベントの司会の仕事、...
須賀雅子2018年11月4日2 分⑩「自己紹介」『私、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯をつかい、姓は車、名は寅次郎。人呼んでフーテンの寅と発します』 この「自己紹介」を何度耳にしたことでしょう。 映画「男はつらいよ」は、これまでに49作品が公開されていますが、そのほとんどを観ている私としては、車寅次郎さんは親戚の...
須賀雅子2018年10月24日2 分⑨「知る喜び」2020年といえば、TOKYOオリンピック・パラリンピックですよね! 私は人生の大きな節目を迎える年になりますので、真っ赤なTシャツを着て応援をしようと思っていたら……東京2020公認プログラムのトークショーの司会の仕事を頂きました。...